yum更新中のNW障害により、その後のyum実行時エラー

Linuxサーバのパッチ適用をyumで行っていたところ、ネットワーク障害が発生。ネットワーク復旧後、再度yumによる更新を行おうとしたところ以下のエラーが発生。実行中のyumのトランザクションが残っている状態。やっぱり。。 There are unfinished transacti…

Movable Type5で「Crypt::DSAがインストールされていません」

CMS

MT(Movable Type)では、$MT_HOME/mt-check.cgiを実行することでサーバにインストールされたMTに関連したPerlモジュールの導入状況を確認できる。今回は、MT 5.01以下のバージョンのmt-check.cgiによる環境チェックで、実際には導入されているはずのオプショ…

Zabbixのicmppingアイテム動作不具合

ZabbixをDRBD+heartbeatを使用したHAクラスタ構成で導入した環境で、icmpping(StandAloneテンプレートに付属)アイテムによる状態取得が正常に行えない事象に遭遇した。Zabbixのバージョンは1.6.x系と1.8.2、64bit/32bit版など環境を変えて検証を行ってみたが…

Oracle PFILE/SPFILEの優先順序

よく忘れてしまうので、Oracleのインスタンスパラメータを設定するPFILE(初期化パラメータファイル)、SPFILE(サーバパラメータファイル)の読み込み順序に関するメモ。初期化パラメータファイルの格納場所は以下の通り。 UNIX :$ORACLE_HOME/dbs Windows :%…

Muninの「Pango-WARNING **: Invalid UTF-8 string passed to pango_la」エラー

自宅のサーバ環境の移行をしていて、以下のようなエラーを発見(root宛てメールは管理者宛に転送しているのでメールで検知)。サーバの環境はCentOS 5.4 64bit(カーネル:2.6.18-164.15.1.el5)、Muninはmunin-1.2.5-2.el5.rfを使用している環境である。おそら…

Zabbix 1.8でグラフ/マップの文字化け

Zabbixも1.8がかなり浸透してきて、日本語環境でもそろそろ安定したのかな?ということで、自宅の監視環境を1.8にバージョンアップ検証中。ユーザ言語を日本語にして使ってみたところ、グラフとマップに文字化けが。。というわけで、今回はZabbix 1.8を日本…

バッチの中でのWindows環境変数の取り扱いメモ

最近はWindowsプラットフォームを扱うことが多く、微妙にハマりそうな落とし穴もあったのでメモしておく。まずは基本から。取り出した環境変数の文字列の一部を置換する場合は、%環境変数名%の終端「%」の部分を「:X=Y%」とすることで、X⇒Yという文字列置換…

WindowsプラットフォームでのSleep処理の実装方法

Windowsプラットフォーム上のバッチでスクリプトを組む場合、sleep処理を挟みたい場合にどう実装するか、なかなか悩ましい。バッチの実装がbatなのかvbsなのか等、何が最適な実装なのかはケースバイケースにはなるが、今回は備忘録を兼ねて簡単な実装方法を…

443以外のSSLポートをSquidでプロキシするには

気がつけば随分久しぶりの更新。書き留めたいネタも溜まってしまったので、徐々にまた書いていきます。今回はSquidを使用したプロキシで、443以外のポートを使ったSSLサイトへのプロキシの仕方について。例として、こんな状況を考えます。 目的のサイト(443…

MySQLピンチ

MySQL の生みの親、Michael "Monty" Widenius氏からMySQLを至急助けてほしいとのメッセージが公開されました。詳細は下記文面(英語)にありますが、基本的にはOracle によって MySQL の存続が危機にさらされるのを止めたい、それには ECへの多くの訴えかけが…

DBサーバの場合のLinuxチューニング

今回はLinux上でPostgreSQLやMySQLなどのDBMSを使う場合のLinuxカーネルチューニングについて。共有メモリ(shmallやshmmax)については設計時にもれなく設定の確認などをしている場合がほとんどだと思うが、それ以外のTipsとして、今回はLinuxのメモリオーバ…

共有メモリ設定パラメータのshmallとshmmax

PostgreSQLなどをはじめ、DBMSを動かすサーバでは一般的にカーネルパラメータshmmax、shmallのパラメータの変更が行われる。この設定変更に関する情報はWebの色んなサイトにあるが、一部のサイトでは誤った記載が間々あるように思う。というのも、「shmallと…

max_join_sizeパラメータに関するメッセージについて

前回(MySQL table_cacheの設定に関して)に引き続き、MySQLネタ。自宅システム内の32bit Linuxプラットフォーム上のMySQLで、mysqld_safeのログに気になるメッセージ。今回はこの件について考える。ポイントとなるパラメータはmax_join_size。これは、一回の…

MySQL table_cacheの設定に関して

久しぶりにMySQLネタ。今回はtable_cacheの設定に関するお話。 table_cacheの意味と仕組み まずはじめにtable_cacheの意味をおさらい。table_cacheは1度開かれたテーブルをメモリ上に維持しておき、再利用することでテーブルを開くことによる負荷を低減する…

mailコマンドで添付ファイル付きメールを送信

自宅サーバの運用機能をメンテしていて、mailコマンドで添付ファイルを送りたくなったのでちょっと調べてみた。結論としては、uuencodeコマンドとmailコマンドを組み合わせれば実現できる。私のメイン環境はCentOS 4/5系(32/64bit)なのだが、uuencodeコマン…

psql接続時に対話でパスワードを入力しない

psql経由でSQLを実行するときに、対話でのパスワード入力をせずにワンライナーで行いたい。pg_hba.confの設計・設定次第だが、trust以外の設定(md5等)ではpsql接続時にパスワード入力を求められる。手動操作やJDBC接続時などは問題ないが、Linuxプラットフォ…

IPv6無効化環境でのPostgreSQL起動

IPv6を無効化したLinuxプラットフォーム(CentOS 5.3)上で、RPMインストールしたPostgreSQLサービスを起動すると、以下のようなメッセージが /var/lib/pgsql/pgstartup.log に出力されてしまう。 LOG: could not create IPv6 socket: Address family not supp…

PostgreSQL参考書籍

最近仕事でPostgresSQLを使う場面が増えてきたので、改めて勉強し直し。8.X系になって以前と変わっているパラメータなども多いため、詳細設計やチューニングをするにあたって重宝している本を紹介。なかなかの良書です。PostgreSQL完全機能リファレンス作者:…

CentOS5にyumでPostgreSQL8.3をインストールする

CentOS 5系のOSで、yumを使い標準のままPostgreSQLのインストールを行うと、PostgreSQL 8.1.11がインストールされる。エンジンの改良が行われて高速に動作すると言われる 8.3 や最新の 8.4 を利用したい時は、 tar.gz でソースを持ってきてコンパイルする方…

特定のサーブレットのみをIPでアクセス制限

今回は、Tomcatのみで実装されたWebAPサーバを使ったWebシステムにおいて、特定のサーブレットのみにアクセス制御をかけたい、という時の話。前提構成として、クライアントからサーバまでの経路上にL7レベルのフィルタを行う機器がなく、またApache-Tomcat連…

TTY経由でないsudoの実行

Javaで実装された画面処理から、ファイルシステム上にあるsudoを含むシェルスクリプトをキックする処理を実行したところ、以下のようなメッセージを標準エラー出力に出して処理に失敗した。環境はCentOS 5(RHELでも同様)。 sudo: sorry, you must have a tty…

LinuxのFirefoxでJavaアプレットを使用するには

サーバメンテナンス経路として、「Linuxサーバ経由でHP iLOのリモートコンソールに接続したい」という要件があり色々思案した際のことを書いてみる。まずは経緯から。 iLOのリモートコンソールはInternet Explorer専用だったなぁという記憶を辿りつつ、CentO…

RHEL(Red Hat Enterprise Linux)のロケールについて

今回はRed HatEnterprise Linux(以下RHEL)のロケールについての備忘録。老朽化したシステムのリプレースの作業にて、RHELのおけるバージョンによるデフォルトロケールの違いを調べたので、忘れないようにここに書いておく。 <RHELの各バージョン毎のデフォ…

VMWare ESXiでSSHを有効化する

VMWare ServerではLinuxをホストOSとして構成した場合には、管理OSに直接SSHログインしてメンテナンスを行うことができたが、VMWare ESXiでの操作は基本的にはリモートホストに導入したVI Clientからのインターフェースに限られる。SSHで全ての作業ができる…

VMWare ESXi 4.0をUSBメモリでブートする

今回はVMWare ESXi 4.0系をローカルディスクではなくUSBメモリにインストールする方法をまとめておく。 VMWare ESXiは、ローカルディスクのほかSANストレージ上にインストールすることもできるが、今回は自宅のマシンにインストール済みのWindows(Vista Ulti…

プライベートアドレス備忘録

クラスA 10.0.0.0 〜 10.255.255.255 subnetmask 255.0.0.0 CIDR /8 クラスB 172.16.0.0 〜 172.31.255.255 subnetmask 255.240.0.0 CIDR /12 クラスC 192.168.0.0 〜 192.168.255.255 subnetmask 255.255.0.0 CIDR /16

NASストレージをVMware上のLinuxゲストからマウントする

先日自宅環境用に安価なギガビットNASを購入した。現在はHP製のワークステーションに導入したVMWare上で仮想サーバを運用しているのだが、徐々にサーバの重要度が上がってきたため、バックアップ運用等をそろそろ整備しようと思ったのがきっかけ。当初はUSB…

JMeterでの負荷・性能テスト

システム開発のでは製造・構築フェーズが終わると当然のことながら各種テストを行う。今回は、その中でもよくシステムテストと呼ばれるフェーズに含まれることの多い負荷・性能テストに関するお話。 <テストツールの検討と選定> 私の経験では、これまで行…

Oracle 11gようやくキャッチアップ再開

まだまだ仕事では11gよりも10gを使う場合の方が多いのだが、11gもそろそろ本格的にキャッチアップ。10gからの変更箇所の確認だけではちょっと面白くないので、久々に本を買ってみた。個人的には資格には全く興味がないものの、今年はサーバ・ネットワークと…

MuninでLinuxサーバ性能監視:応用編

前回に引き続き、今回はMuninの応用的として、複数ノード(リモートノード)の監視方法とグラフの追加・削除の方法を紹介する。 ◆複数ノードの統計取得 以下の構成の場合で説明 監視サーバ:cluster01:192.168.241.101 被監視サーバ:cluster02:192.168.241.…