RHEL(Red Hat Enterprise Linux)のロケールについて
今回はRed HatEnterprise Linux(以下RHEL)のロケールについての備忘録。老朽化したシステムのリプレースの作業にて、RHELのおけるバージョンによるデフォルトロケールの違いを調べたので、忘れないようにここに書いておく。
<RHELの各バージョン毎のデフォルトロケール>
なお、システムのデフォルトロケールの設定は「/etc/sysconfig/i18n」ファイルに記載されている。RHELではv3まではEUCであったのに対し、v4以降ではUTF-8となっているので古いOSを使用したシステムのリプレースの際などには注意が必要だ。
<ロケールの変更・追加方法>
基本的には前述の設定ファイル「/etc/sysconfig/i18n」の記載を修正するば問題ない。が、元々使用可能なロケールのリストに入っていないロケールに設定したい場合にはもう少し作業が必要になる。例として、以下ではShift-JISで運用する場合の手順で記す。
# localedef -f SHIFT_JIS -i ja_JP ja_JP.SJIS
# locale -a | grep ja
ja_JP
ja_JP.eucjp
ja_JP.sjis
ja_JP.ujis
ja_JP.utf8
japanese
japanese.euc
- 3.LANG環境変数の設定をします。
(1)ログインセッションに限りShift-JISを利用する場合(bashを使うの場合)
(2)システム全体でShift-JISを利用する場合 /etc/sysconfig/i18n のLANGを修正
# export LANG=ja_JP.SJIS
# 変更前の例
LANG="ja_JP.UTF-8"
SUPPORTED="ja_JP.UTF-8:ja_JP:ja"
SYSFONT="latarcyrheb-sun16"
# 変更後の例
#LANG="ja_JP.UTF-8"
#SUPPORTED="ja_JP.UTF-8:ja_JP:ja"
LANG="ja_JP.SJIS"
SUPPORTED="ja_JP.SJIS:ja_JP:ja"
SYSFONT="latarcyrheb-sun16"