VMWare ESXi 4.0をUSBメモリでブートする

今回はVMWare ESXi 4.0系をローカルディスクではなくUSBメモリにインストールする方法をまとめておく。
VMWare ESXiは、ローカルディスクのほかSANストレージ上にインストールすることもできるが、今回は自宅のマシンにインストール済みのWindows(Vista Ultimate 64bit)をそのまま消さずにUSBからのデュアルブート環境として作る試みとして、USBメモリにインストールしてみた。

前提事項として、使用するマシンがUSBブートできることを確認しておくこと。BIOS設定変更や再起動を繰り返してもUSBブートできない場合は、マザーボードBIOSがUSBブートに対応していない場合があるので注意。推奨サーバにないハードの場合は、推奨外ハードウェア動作報告を参照する。

<ブートUSB作成手順>

  1. VMWare ESXiのISOイメージをダウンロードサイトからダウンロード
    • 無償ライセンスを発行するためには、諸々フォームから情報を入力しユーザ登録をする必要がある
  2. ISOイメージをマウントし、image.tar.gzを取り出し展開
  3. /usr/lib/vmware/installer/VMware-VMvisor-big-164009-x86_64.dd を取り出す
  4. VMware-VMvisor-big-164009-x86_64.dd」ファイルをDDWinUSBメモリに書き込み
    • DDWinはWindows上でディスクイメージのバックアップやリカバリを行うツール。同名の電子辞書検索ソフトがあるので注意

以上でブートUSBの作成は終了。なんて簡単。

WebではVMWare ESXiの3系の情報は多く転がっていたものの、4系については情報があまりなかったのでまとめてみました。3系とはディレクトリパスが若干異なっているので、気付かないとハマるかも?あとでUSBからマシンをブートすれば、黄色とグレーのVMWare ESXiの見慣れた(?)画面が。コンソールから最低限の基本設定を行ったら、リモートマシンにVI Clientをインストールし、仮想マシンを作成していけばOK。
インストール直後は、ESXiのライセンスは60日期限の評価版ライセンスになっているので、上記手順1.で取得したライセンスのインストールも忘れずに。