CVE-2008-2938

UTF-8の冗長表現を使用したDirectory Traversal問題

  • 脆弱性が確認された対象バージョン
    • Apache Software Foundation 6.0〜6.0.16
    • Apache Software Foundation 5.5〜5.5.26
    • Apache Software Foundation 4.1〜4.1.32
  • 対策案
    • 現在Tomcat 6.0のみ修正パッチがリリース
    • この脆弱性Tomcatの設定に以下の2つがある場合に影響を受ける
    • server.xml、context.xmlの設定を確認し、適切な値に変更することが暫定的な対応
    • 修正バージョンがリリースされた際には速やかなアップデートが必要
  • 所感
    • Tomcat5ではデフォルトで「allowLinkg=false」なので問題ない?
    • contenxtの設定という点で考えると、アプリの /META-INF/context.xmlの記述も効いてしまうためインフラだけでの対応は難しい。
  • 類似問題例
    • 似たような問題としては、過去にあったMS00-057(MS IISでのUTF-8セキュリティ問題)が有名。